子供が布団で嘔吐した!!嘔吐物の処理方法をご紹介!便利なグッズはあるの?
子ぐまママです。
本格的に寒くなってきましたね。そろそろ感染性胃腸炎やウィルス性の下痢などが流行りだす時期です。
保育所などで、ノロウィルスやロタウィルスなどの胃腸炎が流行っていますなんて聞くと、我が家にもいつその流行がやってくるのかと恐れる日々が続きますよね。
子供の嘔吐は大人の嘔吐と違って、子供がなかなかうまく表現できないので、急に「布団やカーペットの上で嘔吐した!」なんてことになりがちです。
その原因が、ノロウィルスやロタウィルスのように感染性胃腸炎だった場合は、処理方法によっては家庭内感染の恐れがあります。
家族全員が倒れてしまった!なんてことのないように、今から嘔吐物の処理方法をご紹介します。
嘔吐したときはこんな症状に注意して!
嘔吐といっても色々な原因が考えられます。お子さんにこんな症状がなかったか一度確認してみましょう。
- お腹を痛がったり、下痢をしていないか?
- 食べ過ぎ飲みすぎはしていないか?
- 嘔吐の前の食事内容は?
- 嘔吐の前に、頭やお腹を打っていないか?
- 熱はないか?
吐いた後にぐったりしていたり、機嫌が悪いなど、明らかに様子がおかしい時は急いで受診してくださいね。
嘔吐や下痢のときは脱水症状にも気を付けて!
そして、嘔吐や下痢のときに怖いのが脱水症状です。
下記のような症状が出ていて、少しでも「おかしい」と感じたら受診しましょう。
- 唇がカサカサ
- 目がくぼむ
- ぐったりしている
- 尿量が減っている
- 意識がぼんやりしている
- ひきつけを起こす
嘔吐の消毒方法は2種類
ノロウィルスなどの感染性胃腸炎の場合には、アルコール消毒は効果がありません。
ノロウィルスに有効なのは、
- 加熱(85℃以上1分)での消毒
- 家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)での消毒
の2種類です。
色落ちが気になるものや洗えないもの(畳やじゅうたん)は、(スチームアイロンでの)加熱消毒がおすすめです。
塩素系漂白剤は、キッチンハイターやブリーチという名称で販売されているものがそれにあたります。酵素系漂白剤だと効果がありませんので、ご注意くださいね。
塩素系漂白剤消毒液の簡単な作り方
家庭用塩素系漂白剤と500mlペットボトルで塩素系漂白剤消毒液が簡単に作れますので、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム5%)消毒液の作り方をご紹介します。(台所用漂白剤でも衣料用漂白剤でもどちらも大丈夫です)
①50倍消毒薬
用途:嘔吐物や便を取り除いた後の床や衣類、汚物をふき取ったペーパーや布、などの消毒。
<作り方>500mlペットボトルに、ペットボトルキャップ2杯の漂白剤を入れ、水500mlを入れたら完成です。
②250倍消毒薬
用途:トイレの床、ドアノブ、トイレの取っ手、洗い場、などの消毒。
スプレー状に吹きかけて使用しますので、100均で売られているようなスプレーヘッドを付けて使用すると便利です。
<作り方>500mlペットボトルに、ペットボトルキャップ1/2杯の漂白剤を入れ、水500mlを入れたら完成です。
塩素系漂白剤消毒液使用上の注意
- 作った消毒液は、作り置きができません(効果が薄れます)
- 小さなお子さんの手に触れない場所に置いてください
- 目に入った場合は、すぐに水で洗い流してください
- 使用するときは十分換気をしてください
- 有害ガス発生のおそれがありますので、酸性のものとは混ぜないでください
嘔吐処理の為に日頃から準備したいもの
ノロウィルスなどの感染性胃腸炎であれば、吐しゃ物が乾燥するとウィルスが部屋中に舞い、感染しやすくなります。
だから嘔吐の処理は、いかに素早く行うかが重要です。また、その際に使用するものは原則使い捨てられるものを用意しましょう。
<準備するもの>
・使い捨て手袋(2セット)・・・2枚を重ねて使用
・使い捨てガウン(1枚)
・使い捨てマスク(1枚)
・使い捨てシャワーキャップ
・使い捨てシューズカバー(1セット)
・ゴミ袋(2枚以上)
・ペーパータオル(1袋)
・塩素系漂白消毒剤(50倍消毒液と250倍消毒液を両方用意)
・スチームアイロン(加熱消毒の場合に使用)
・(あれば)嘔吐物凝固剤
市販の嘔吐処理キットがおすすめ
いろいろ揃えるのが面倒という方には、「かんたん汚物処置キット」が1つあるとラクチンです。我が家も常備していますよ。
消毒剤は入っていないので、泡ハイターを合わせて購入しておくと、250倍消毒液を自分で作る手間が不要で便利です。
◎かんたん汚物処理キット
◎泡ハイター
嘔吐物の処理手順
- まずは処理する人が、使い捨ての手袋(2枚重ね)・ガウン(やエプロン)・マスク・シャワーキャップ・シューズカバーなどを装着します
- (嘔吐物凝固剤があるときは、嘔吐物にふりかけて固まったら、ない場合は新聞紙などを載せて)嘔吐物をキッチンペーパーや紙ヘラを使用して広げないように拭き取ります。
- 拭き取った嘔吐物は、キッチンペーパーや紙ヘラごとゴミ袋に捨てる。このとき外側の手袋も外して一緒にゴミ袋に捨てる。
- ゴミ袋に捨てたキッチンペーパーや紙ヘラに、ペットボトルで作った50倍消毒液を振りかけて染み込ませて消毒し、ゴミ袋の口を締めておく。
- 嘔吐物を拭きとった箇所に消毒をする。飛び散っている可能性があるので、広範囲で消毒する。手を触れてそうなところは必ず消毒してくださいね。
※色柄でない物や床は、250倍消毒液をスプレー消毒
※色柄物や、畳・じゅうたん・布団などの洗えないものは、スチームアイロン(85℃以上1分)で加熱消毒 - 消毒後10分ほどしたら、加熱消毒した箇所の水分をペーパータオルでふき取ります。250倍消毒液で消毒した場合は、更に雑巾で水拭きをする。
- 水分の拭き取りに使用したペーパータオルや身に着けていた使い捨てマスクなど全てをゴミ袋に入れて口を締める。ゴミ袋を捨てるときは、さらにもう一枚ゴミ袋に入れて口を締めて捨てる。
★布団に嘔吐した場合は、消毒後に布団専用のクリーニングに出しておくと安心ですよ!
最後に
我が家では、夜中に急に娘がムクッと起きたと思ったら、私の枕元で嘔吐し、布団がシーツごと嘔吐まみれになりました。
深夜の嘔吐処理はかなりキツかったです。
焦っていたのもあり、250倍消毒液を使用してシーツは色落ちしてしまいました。今思うと、スチームアイロンで消毒して洗濯すればよかったんですけど、てんぱってしまって、つい・・・
また、使い捨て手袋なども常備していなかったので、素手で処理してしまい、手荒れ覚悟で250倍消毒液を自分の素手に振りかけて手洗いをしました。
運よく感染性胃腸炎ではなく単なる胃腸炎だったんで、家庭内感染は免れたのですが、手は荒れました(笑)
子供の嘔吐って予期できないことだけに、やはり日ごろから用意できるものは用意しておき、シュミレーションしておくことが大事だと思いました。
こちらの記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。