保育所に通う我が子がとびひに!登園は?プールは?
こんにちは。子ぐまママです。
夏真っ盛りですね。
うちの娘だけでなく、保育所に通っているお子さんは、夏休みがないので、この時期保育所のプールをすごく楽しみにしていますよね。
保育所では、プールに入るためにいろいろと守らないといけないことがあります。
保育所のプールに入る為に
登園後すぐに「健康管理表」を記入
うちの娘の通う保育所では、夏になると登園後すぐに「健康管理表」というものに親が「◯,△,✖」を記入します。
「健康管理表」とは親が今日の子供の体調を判断して、プール遊びの可否を記入する表なんです。
それぞれの記号の意味は
◯:プール入れてください
△:シャワーだけしてください
×:プールもシャワーもダメです
そして△や×のときはその理由も書き込みしておくんです。
例:△(咳),×(鼻水),×(とびひ)など・・・
子供はすごく楽しみにしているので、なんとか◯にしてもらおうとするんですが、ここは心を鬼にして、ダメなときは△や✖と記入します。
咳や鼻水などは、親の判断に依るところが大きいので親御さんによって判断は違うことがあるのですが、「とびひ」は親の判断の余地はなく、プールには入れません。
うちもとびひになり、プールに入れなかった時期があったので、その体験をご紹介。
とびひってどんな皮膚病?
伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といって、子供がかかりやすい皮膚病です。
細菌が感染して起こる皮膚病なんですが、皮膚の一部が水ぶくれやただれになります。
そしてそのかきむしった手で、触れた別の個所が同じように水ぶくれやただれとなり、「飛び火」のように次々と全身に広がる病気です。
そして厄介なのが「伝染性」というところからお分かりのように、自分の体中にうつるだけではなく、他人にもうつしてしまう病気だということ。
以前、下記の記事でも触れましたが、学校保健法では「第三種感染症等」になっています。
[blogcard url=”https://arekoreikuji.com/2017/07/14/decline-of-fever/”]
とびひはどうして発症するの?
虫さされやあせもって、痒いですよね。つい掻きむしっちゃいます。で、その掻きむしった小さなひっかき傷などから細菌(黄色ブドウ球菌や化膿レンサ球菌)が入り感染することで、とびひが発症してしまうんです。
とびひの種類
とびひには、水ぶくれができる水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)とかさぶたができる痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)があります。
多くのお子さんがかかるのが水疱性膿痂疹で、夏にかかりやすく、7歳未満のお子さんに多い病気です。
ちなみに、痂皮性膿痂疹はかさぶたができるんですが、リンパ節が腫れたり発熱が見られ、季節を問わず、大人もかかる病気です。
とびひで保育所には行ける?
前述のとおり、学校保健法では「第三種感染症等」になっています。
ですが、娘はとびひの間も保育所に通っていました。
この保育所への登園には条件があります。
・病院でちゃんと治療を受けていること
・患部をガーゼや包帯で覆うこと
この2点です。
但し、水ぶくれやただれの部分がガーゼで覆えないほど大きく広がっている場合や、膿がひどい場合、もちろん発熱している場合などは、登園を控えるほうが良いでしょう。
病院での治療
病院での治療は、うちは皮膚科に行ったんですが、抗菌薬である飲み薬と塗り薬を処方されました。
ほかに、かゆみ止めの塗り薬も処方され、ともに朝晩1回ずつ飲んだり塗るように指示されました。
とびひの保育所でのプールはいつから?
とびひになった場合、プールに入れないことは前述しましたが、
この点に関しては、日本臨床皮膚科医会、日本小児皮膚科学会が共同で統一見解を出しています。
*伝染性膿痂疹(とびひ)の、「プールへ入っていいか悪いかに対する統一見解」
かきむしったところの滲出液、水疱内容などで次々にうつります。プールの水ではうつりませんが、触れることで症状を悪化させたり、ほかの人にうつす恐れがありますので、プールや水泳は治るまで禁止して下さい。
参考文献 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A とびひ」
ということで、いつからプールに入れるのか?というのは、「医師に完治したと診断されてから」ということになります。
処方された飲み薬が無くなった頃に、再度受診して医師の判断を仰ぐとよいですね。
娘の保育所ではガーゼで患部を覆っていたら、「シャワーはOKですよ」と言ってもらえたので、防水の大きい絆創膏を保育所に貼ってもらうようにお願いしてシャワーをしてもらっていました。
◎防水ワンタッチパッド
本来は、とびひは通気性のあるガーゼが良いのですが、シャワーの間だけこの防水タイプのガーゼを貼ってもらうようにお願いしていました。
尚、とびひのガーゼについて一点注意があります!
とびひにかかったときは、キズパワーパッドは使用しないでくださいね。悪化してしまうんです!
※とびひにキズパワーパッドがダメな理由については、こちらの記事にもう少し詳しく書いてあります。気になる方はご覧になってくださいね。
[blogcard url=”https://arekoreikuji.com/2017/08/08/flying-sparks-again/”]
とびひの時に日常生活で気をつけること
爪をこまめに切って、ひっかかないように気を付ける!
◎子供用 爪切り
⇒週に二回は爪切りしてあげましょう。
患部に触れさせないように、ガーゼを貼っておく。
◎ワンタッチパッド
⇒ガーゼの貼り替えは保育所だと先生の負担になるので、シャワーのとき以外は通気性のよいタイプの大きい絆創膏を貼って、貼り替えの予備を持たせていました。
こまめに着替え
◎汗取りパット
⇒汗は放っておくとかゆみの原因になるので、こまめに着替えさせて、シャワーで流してあげましょう(浴槽にはつからないでおきましょう)
小さいお子さんなら、汗取りパッドを背中に入れておくと、すぐに着替えられないときなど便利ですよ。
タオルは共用しない
◎手拭きループタオル
⇒家族で色違いで使用すると、いいですよ。
とびひだと気付いたきっかけは?
うちの娘がとびひだと気付いたきっかけは、
保育所の常駐看護師の先生から、「ひじにただれがありテカテカしています。”とびひ”ができているので、ガーゼを貼っておきました。プールは入れていないので、病院に一度見てもらってくださいね。」と言われたのがきっかけでした。
それまでも、クラスにとびひの子がいたのですが、まさか自分の娘が?というのと親の自分が先に気づけなかったことを恥ずかしく思いました。
日ごろから子供の様子をきちんと見て、何かいつもと違うときはやはり病院に連れて行ってあげないとなぁと反省しました。
最後に
とびひは、去年初めてかかったんですが、暑いのにプールに入れないので、娘はとても不満そうでした。
夏でも冬でも必ずと言っていいほど、どこかしらをかゆいかゆいと言っているので、ベビーローションを使ったお風呂上がりの保湿は必須です。
そして今年の夏は、とびひになりかけではと思う度に、早めに皮膚科を受診しているおかげで、まだとびひにはなっていません。
実は私自身、小学生の頃、とびひをかきむしりすぎたせいで、腕にたくさん跡が残っていて、半袖になるのが恥ずかしい思春期を過ごしたので、娘にはそんな思いはさせたくないなぁなんて思っています。