子供の足指にイボが!これってうつるの?治療はどうする?
子ぐまママです。
4歳の娘が足の指が痛いというので、足を見ると人差し指にプチッとイボができていました。
病院では「感染するイボですのですぐ治療しましょう」と診断されましたが、イボには様々な種類があります。
放っておいていいものから、すぐに病院に行った方がいいものまで。
そんな、足や手にイボができた場合の対処方法をご紹介します。
イボって何?
イボというのは、皮膚にできる盛り上がったできものの総称です。
イボは、そのほとんどがウィルス性のイボであり、ウィルス性イボは専門用語で「ウィルス性疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれます。
その他にも、水イボ=「伝染性軟属腫」、中年イボ=「スキンタッグ」、年寄りイボ=「老人性疣贅」などがあります。
中年イボ=「スキンタッグ」、年寄りイボ=「老人性疣贅」は、その名の通り加齢による皮膚の劣化や紫外線の影響からおこるイボです。ということは、子供のイボのほとんどが「ウィルス性疣贅(ゆうぜい)」や「伝染性軟属腫」を占めることになります。
うつる・うつらないという分け方をすると、「ウィルス性疣贅」と「伝染性軟属腫」がうつるイボにあたるので、子供のイボはうつるイボが多いということになるんですね。
うつるイボ
「ウィルス性疣贅」
大人も子供も関係なくかかる。ヒトパピローマウイルス感染により発症、ウィルスの種類により症状も異なる。
「伝染性軟属腫」
水イボと呼ばれ、主に子供ががかる。大人はかかることがほとんどない。手の掌および足の底を除く全身に発症する。
イボはどうして指にできやすいの?
皮膚科のお医者さんが、「イボ」と言う場合は、狭義で「ウィルス性疣贅」のことになります。
このイボ(=ウィルス性疣贅として扱います)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウィルスの一種が感染することによって発症するんですが、ヒトパピローマウィルスにも様々な種類があります。最近話題の子宮頸がんの原因と考えられているウィルスも、ヒトパピローマウイルスの一種なんですよ。
このヒトパピローマウイルスですが、皮膚の小さな傷口から皮膚の奥深くへ侵入して感染した結果、イボとなってしまうんです。
皮膚は体全体を覆っていることから、イボが体のどこにできてもおかしくありません。
とりわけ手や足の指にイボが多くできるのは、乾燥によるさかむけだったり靴擦れだったりで、皮膚に傷がつくことが多い場所なので、その小さな傷からウィルスが入り込みやすい状態になっているからなんです。
イボの治療は?
感染性のイボは放置しておくと、どんどん増えていくことになるので、要注意です。子供から親に感染ということも大いにありえます。
イボは、一見して種類がわかりにくので、イボを治療するにはやはり皮膚科へ行くことが最良の手段だと思います。中には悪性の皮膚腫瘍ということもありますので、自己判断は禁物です。
娘の今回のイボは、冷凍凝固療法と呼ばれる液化窒素で焼く治療法になりました。イボはうつるものでもうつらないものでも、基本は取り除くしかないそうです。
イボで焼いた後は、血豆ができました。1週間ごとに治療が必要で、完治には何度か通院が必要になります。なかなかすぐ治るものではないそうで、焦らず治療するしかありません。
娘に聞くと、液化窒素で焼いているときもかなり痛かったようですが、焼いた後もかなり痛いようです。
この他にも電気で焼いたり様々な治療法があるんですが、イボにはこれと言った最良の治療が今のところはないそうです。
ちなみに、娘は以前、水イボができたこともありましたが、その際はピンセットでつまんでプチっと取ってもらい治療は終了でした。
イボの予防は?
イボには、予防薬というのは残念ながらありません。
イボは肌荒れからウィルスが入ることで発症しやすいので、アトピー性皮膚炎だったり、乾燥肌の人はイボができやすくなります。特に子供は肌が乾燥してくると、ガリガリかきむしりますよね。
逆に言うと、イボは、皮膚自体の基礎疾患の治療をきちんとしておき、日頃から保湿クリームなどで乾燥肌対策をきちんとしておくことが予防につながると言うことなんですね。
夏の「とびひ」もしかりですが、すべての乾燥対策が皮膚疾患の予防につながるようです。
最後に
実は奥が深いイボ、特効薬はないので、普段の保湿で予防するしかありません。
乾燥対策をしたからと言って発症しないということではありませんので、イボができてしまったときは、自己判断せずにお医者さんに相談しましょう!